くらし情報『『しゃばけ』作者の畠中恵、新刊のヒントになった場所は「この坂は猫が転がりそう」』

2020年3月9日 11:00

『しゃばけ』作者の畠中恵、新刊のヒントになった場所は「この坂は猫が転がりそう」

主人公のみかんは明るい茶トラの毛に金目銀目のオッドアイ。仲間を見ると、おきゃんな白花は白毛、気の強い鞠姫(きくひめ)は灰色毛、呑気(のんき)で大らかなぽん太は毛足長めの茶毛と、キャラクターに応じた毛並みになっています。

「毛色によって猫の性格が違うという本も読みました。オッドアイは縁起がいいと書いてあったので、みかんは金目銀目にしました」

『猫君』の中では、花のお江戸に6つの猫又の陣地が隠されています。武陣・姫陣・花陣・祭陣・黄金陣・学陣。各陣で誕生した新米猫又20人は、それぞれの陣と戦うことになってしまいます。その合戦はいわゆるチャンバラではなく、猫又の知恵比べ。

「武力の猫又合戦だと陣ごとの数が違いすぎるでしょう。昔、武闘派の由利姫が陣を取った……という『第四次猫又危機』の話も出ますが、正面きっての合戦というより、姫陣が人間を味方につけて、実際の戦いに行くまでもなく奪い取ったという、そういう形になっています。

実際に刀を持って合戦をしてしまうと人が介入してきてもめ事になる可能性がある。というところで、こういう合戦に移行していったかな」

「猫宿」の長と呼ばれ、ほかの猫又から恐れられる長毛白毛の威風堂々たる猫又は、何と魔王と呼ばれたあの戦国武将です。

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