くらし情報『『しゃばけ』作者の畠中恵、新刊のヒントになった場所は「この坂は猫が転がりそう」』

2020年3月9日 11:00

『しゃばけ』作者の畠中恵、新刊のヒントになった場所は「この坂は猫が転がりそう」

「猫又は長い時代生きているので、だとしたら江戸時代ではなくて、もっと前の時代の人になるんだろうなと考えました。そういう設定にすると猫又の長寿が伝わりますよね。

中でも、私は昔、名古屋に住んでいたし、その武将もけっこう好きなので。やっぱり長は彼だなと」

■“人ならざるもの”と遠くなかった

『猫君』では、人間たちの世界にごく当たり前のように猫又が存在しています。

「江戸にいる人たちは、人間以外のものが何もいないとは思っていなかったと思うんです。妖(あやかし)がいるんじゃないかな、いてもおかしくないな、ぐらいの意識はあったのでは。

もしそうならば、かなり長い期間、江戸は続いてきたので、その間に人間と妖の間で折り合いをつけながら過ごしてきたのではないかなと。明治になっても新聞に妖の記事はいっぱい出てますものね。『人魚が捕まった』とか。

いいの?新聞がこんなこと書いてって思いますけど。私自身、江戸時代は、“人ならざるもの”は(人間から)遠くなかったと思っているので、人間と共存する猫又がいてもいいかなと思っています。だって病気も鐘馗(しょうき)様に頼るしかなかった世界なので。逆に、“人ならざるもの”が遠かったら困ったんじゃないかな。

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