くらし情報『『しゃばけ』作者の畠中恵、新刊のヒントになった場所は「この坂は猫が転がりそう」』

2020年3月9日 11:00

『しゃばけ』作者の畠中恵、新刊のヒントになった場所は「この坂は猫が転がりそう」

頼れるものも人ならざるもの、神とか仏とか。抗生物質や近代医療がないぶん、より近かった。人ならざるものに人間たちは頼りたいし、実際頼っていたものでもあった。だから、神様だけじゃなくて、妖も近かった。江戸はそういう世界だったのではないかなと思っています」

■ライターは見た!著者の素顔
猫のことを「にゃん」と呼ぶ畠中さん。漫画家さんのアシスタント時代に先生の飼い猫から強烈な猫パンチを食らったことがあるそうです。『猫君』にはいろんな猫の鳴き声が出てきますが、鳴き方の書き分けはと聞くと「各にゃん自己申請で、みなさん自分で鳴いてくれ、みたいな感じです」と微笑されました。本作を書くにあたり、猫を祀っている神社にも足を運んだとのこと。「今戸神社では、みかんと神楽みたいな色をした猫のお守りがあったので買ってきました」

はたけなか・めぐみ高知県生まれ、名古屋育ち。2001年『しゃばけ』で第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞してデビュー。病弱な若だんなと摩訶不思議な妖たちがさまざまな事件を解決する同シリーズで2016年、第1回吉川英治文庫賞を受賞。「まんまこと」シリーズ、「つくもがみ」シリーズ、『わが殿(上・下)』ほか著書多数。

(取材・文/ガンガーラ田津美)

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