くらし情報『大相撲“無観客”場所で再認、神秘的な横綱土俵入りと大地を鎮める力士の底力』

2020年3月10日 16:00

大相撲“無観客”場所で再認、神秘的な横綱土俵入りと大地を鎮める力士の底力

肝心のおすもうさんたちは?というと、そんな妄想とは無関係……いや、でも、時空を超えた、という点において、現役力士の最高齢、今年5月で50歳になる序二段、華吹(はなかぜ)が審判である友綱親方(45歳)の隣に座って取組を待つ姿には、そこだけ時空を超えているように見えた。ちなみに華吹はそんきょの姿勢もうまくとれないほどひざが悪そうなのに、勝っていた。相撲は取ってみないとわからない。

ガ然、面白さが増したのは午後1時過ぎ、幕下が始まったころ。幕下の相撲はいつも面白いのだが、無観客でも集中力を高めて気合をより一層込めて戦う、ネクスト関取を目指す幕下のおすもうさんたちの情熱に胸打たれた。

そしていよいよ関取たちの登場、十両土俵入りだったが、これが実にシュール。観客が誰もいない中、花道を並んで十両力士たちが入場し、順番に四股名(しこな)を読み上げられ土俵に上がる。そして一連の所作。何やら卒業式の予行練習をする人たちのようでもあり、圧倒的に何か欠けてる感にあふれていて、切なくなった。

それはそのまま幕内土俵入りでも同じで、「炎鵬!」とか「照強!」とテレビ画面に向かって叫び、ツイートなどしつつも、なんだか涙が出てきそうな寂しさを感じた。

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