くらし情報『大相撲“無観客”場所で再認、神秘的な横綱土俵入りと大地を鎮める力士の底力』

2020年3月10日 16:00

大相撲“無観客”場所で再認、神秘的な横綱土俵入りと大地を鎮める力士の底力

実は先日、プロ野球の無観客試合をテレビで見た。私にはお客さんのいない試合はなんだか草野球のように見えて、日ごろ感じる圧倒的な華々しさや力強さを感じることができなかった。選手の声がそのまま聞こえ、もちろん、そこで言ってることは普段、聞くことのできない言葉なんだが、これは悲しいなぁと思った。

■普段聞けない土俵上の「音」

でも、初日に見た大相撲の取組は、確かに淡々と進んだ印象は否めないのだが、八角理事長が述べたように、床山が髷(まげ)を結い、拍子木が打たれ、呼び出しが四股名を読み上げ、力士は四股を踏み、塵手水を切り、行司がさばく。そうした一連の、江戸興行相撲の発祥前から培われてきた歴史や文化があると、たとえお客さんがいなくて興行としての面が成り立たずとも、草相撲のようにはならず、大相撲としてそこに威風堂々ありうることを感じた。

大相撲はそこにあるだけで、すでに大相撲なんだ。数百年にわたって培ってきた、先人たちが築いてきたものが支えている。

ぶっちゃけ、江戸時代から今まで、相撲興行の意匠がさまざま整えられてきた背景には、いかに大衆を喜ばせるか以上に、天覧相撲で将軍さまを喜ばせて己の地位を高めようとした大名たち(注:江戸時代は各藩大名が力士を抱えていた)

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