くらし情報『「福島のいま」を伝えるため原発入構は40回以上、ラジオアナウンサーの“現場魂”』

2020年3月11日 18:00

「福島のいま」を伝えるため原発入構は40回以上、ラジオアナウンサーの“現場魂”

「震災から10年目ということで私たちメディアは節目みたいなことを言うのですが、今回はどういう気持ちで迎えられそうですか」

やや斜に構えた問いかけから、被災者の率直な意見を阿吽の呼吸で引きだした。

「被災地はいまもこんなに大変ですとか、こんなに復興しましたと報道されますが、それを見た第三者はなにを受け取るのかと考えると、とても疑問です。それより、いまある命をどう守るかを考える機会にしてほしいと思います」



取材の模様をさっそく、大和田は自身のフェイスブックに載せた。上野さんの着るTシャツの左胸に「心」とあるのに対し、大和田のTシャツには「下心」とある。上野さんが贈ったのだという。そんなところに、時間をかけて深めてきた関係がうかがえる。

「大和田さんはおもしろい人ですよ。大好き。普段会っているときはふざけてばかりいるけど、いざ仕事になると謙虚でまじめで、真摯なんです」

2人の出会いは最悪だった。取材に来た大和田は「なにやってんだ!お前なんかにしゃべることねえ」と上野さんに怒鳴られ、けんもほろろに追い返されたのだ。南相馬は津波で壊滅的な被害を受け、見渡すかぎりの大地に上野さんの家が1軒だけ、かろうじて残っていた。

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