くらし情報『「福島のいま」を伝えるため原発入構は40回以上、ラジオアナウンサーの“現場魂”』

2020年3月11日 18:00

「福島のいま」を伝えるため原発入構は40回以上、ラジオアナウンサーの“現場魂”

「批判は、応援と受け止めました。私は見ていませんが、ネットには想像を超えるほどたくさんの批判があふれていたようです。でも、本当に怖いのは無関心ですからね」

大和田がいまも被災地の現場にこだわるのは、マスコミが継続的な取材をしないのも無関心のうちと考えるからだ。

震災があった当時、大和田はラジオ福島の編成局長を務めていた。「未曾有」とまで国が形容した地震と津波による被害に原発事故が重なり、なにがどうなっているのか、報道の責任者であるにもかかわらず、さっぱりわからなかった。原子力や放射能についての基本的な知識もなく、勉強不足を痛感した。

「福島は北海道、岩手県に次いで広く、手分けして取材するにも限界があります。そこで被害状況から、どこでなにを売っているといった生活にまつわることまで、各地から寄せられる情報を裏もとらずに伝えました。リスナーとの信頼関係があったからこそできたことです」

地方のラジオ局は地域のほのぼのとした話題が主で、社会的な問題を深く掘り下げることはまずない。それが被災地となって一転、15日間にわたり、CMを入れずに状況を伝え続けた。広告収入が経営基盤となる民間放送としては異例のことだった。

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