くらし情報『新宿ゴールデン街の演劇人、“好々爺の笑顔” の裏にあった波乱に満ちた人生』

2020年4月4日 13:00

新宿ゴールデン街の演劇人、“好々爺の笑顔” の裏にあった波乱に満ちた人生

映画監督を目指して上京したのに、気づけば野外劇に魅了されて、世界各地でゲリラ上演。一方、毎晩通っていたゴールデン街でひょんなことから店を持ちバブル期には地上げ屋と戦い、商店街を守った。今は好々爺のごとくチャーミングな笑顔を見せる外波山の波乱に満ちた人生とは?

新宿ゴールデン街の演劇人、“好々爺の笑顔” の裏にあった波乱に満ちた人生
『クラクラ』を引き継いで41年。ゴールデン街の栄枯盛衰をその目で見てきた■多くの作品を生み出した街

春浅き東京・新宿に夜の帳が下りるころ、静かに目覚める街がある。新宿区役所から遊歩道に足を踏み入れ、アーケードをくぐると、そこは昭和の趣を色濃く残す「新宿ゴールデン街」。

わずか50メートル四方の狭い敷地に2階から3階建ての木造長屋が立ち、280軒の飲食店が軒を並べている。

怪しげな路地が巡り、人魂のようなネオンサインの灯る街並みは、まるで魑魅魍魎の棲家みたいだ。

─キキキキキ

自転車のブレーキ音にギョッとして暗闇に目を凝らすと、作務衣姿の好々爺が穏やかな笑みを浮かべて立っていた。

何を隠そうこの人こそ、ゴールデン街の主人、新宿ゴールデン街商店街振興組合の理事長を務める外波山文明、73歳。半世紀以上にわたって、この街を根城に、日本はもとよりシルクロードやブラジルでも芝居を打ってきた演劇人でもある。

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