くらし情報『「コロナにお湯」だけじゃない!本当にあった『世界のトンデモ治療法』』

2020年5月21日 16:00

「コロナにお湯」だけじゃない!本当にあった『世界のトンデモ治療法』

すぐに効く薬はありません」

また、「医学で解明されていないので、宗教的、神秘的なものに価値を見いだす傾向も強い」と岩永さんは分析する。その最たる例が胃石だ。

「馬や牛の胃の中にある胃石は、消化を助けてくれると言われていました。神聖なものとして宝石同様に飾る人もいれば、胃石を削って飲むことで自分の消化も助けてくれるのではないかと考える人もいた。

ヨーロッパでペストが大流行した14世紀のころ、医薬品に関する品質規格書である『薬局方』には、万能薬や解毒剤として胃石が記載されていました。民間療法のような感じではなく、薬剤師が学ぶ本に薬剤として胃石が並んでいるのがおもしろいところですね(笑)」

ペスト流行の際はミネラルを摂取するために土を食べた、失恋を含め精神的に落ち込んだら心不全になるまで血を抜く、美しく輝く放射性物質(ラジウム)は美容によいと盲信し化粧品に応用したなど、世界のトンデモ医療は枚挙にいとまがない。

「科学的、医学的エビデンスに乏しいからこそ、何をすれば助かるのかわからなければ、誰もが不安に陥ります。正しい治療法が確立されていない時代だからこそ、現在では考えられないような治療法を促進させてしまったのではないでしょうか」

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