くらし情報『ガーナ人の母を持つミュージシャンの苦悩「国でなく個々の選択が差別を生む」』

2020年7月24日 08:00

ガーナ人の母を持つミュージシャンの苦悩「国でなく個々の選択が差別を生む」

ガーナ人の母を持つミュージシャンの苦悩「国でなく個々の選択が差別を生む」
矢野デイビットさん
黒人への暴力に抗議するデモ「ブラック・ライブズ・マター」が世界中に拡大し話題を呼んでいる昨今、日本在住の黒人の方々はどんな思いで暮らしているのか。その胸中を、ミュージシャンの矢野デイビットさんに語ってもらった。

■ひとりだけ警察に引き止められて

ミュージシャン・講演家として活躍する矢野デイビットさん(39)は、父が日本人で母がガーナ人。仕事の傍ら一般社団法人『Enije』を設立、ガーナに学校を建て子どもたちの教育活動も行う。

矢野さんは6歳で来日。家庭の事情で、2人のきょうだいと児童養護施設で育った。

「子どもは価値のある・なしを生活の中で自然に学びます。差別や偏見を周囲が見過ごすことは“こいつには何を言ってもいい。社会にとって大事な存在ではない”というメッセージになる。あのころの僕は、生きていくためには僕自身が我慢しなくてはならない、と思っていました」

肌の色が違うだけで犯罪者扱いされてしまう現実が日本にもある。それを最初に経験したのは、矢野さんが小学4年生のときだ。友達数人と自転車で走っていたら、矢野さんだけ警察に引き止められた。お店に入れば、「万引きするんじゃないか」

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