
手を繋いで歩く、内海桂子さんと夫でマネージャーの成田常也さん(’17年)撮影/佐藤靖彦
漫才コンビ『桂子・好江』で人気を博し、女性漫才師の第一人者として活躍した内海桂子さんが22日、多臓器不全のため都内の病院で亡くなった。97歳だった。大正11年生まれ、昭和、平成、令和という4つの時代を駆け抜けた桂子師匠。昭和13年に漫才師としてデビューし、芸歴は81年。長きにわたり第一線で活躍し、1989年には紫綬褒章、1995年に勲四等宝冠章を受章し、まさに国宝級の現役最年長芸人だった。
プライベートでは、1999年、77歳のときに当時53歳だった成田常也さんと結婚。成田さんからの猛アプローチから始まり結ばれたという2人の結婚は、ふたまわりもの“年の差婚”として話題を呼んだ。そんな成田さんは今年4月に脳出血で倒れ、別の病院に入院中だったという。だが、8月に入って奇跡的な回復を見せ、27日に近親者のみで行われた密葬には参列することができたという。
『週刊女性』は3年前、94歳だった桂子師匠を取材。そこでも2人は、夫婦として仲睦まじい様子を、また芸人とマネージャーという関係で阿吽の呼吸も見せていた。取材で語られていた2人の微笑ましい“ラブロマンス”とはーー。
…