くらし情報『親子3代現役の転地養蜂一家、5歳から働く3代目「鉢屋の息子」の初めての試練』

2020年9月20日 08:00

親子3代現役の転地養蜂一家、5歳から働く3代目「鉢屋の息子」の初めての試練

親子3代現役の転地養蜂一家、5歳から働く3代目「鉢屋の息子」の初めての試練
転地養蜂家西垂水栄太さん撮影/伊藤和幸
『西垂水養蜂(にしたるみずようほう)園』の3代目栄太さんは、祖父と父から5歳で仕事を教わった「蜂屋の息子」。過疎化する町の学校の生徒が足りず、「町の子」になってほしいと町民に切望された彼は、親元を離れて山村留学していた経験もある。幼いころから培ってきた持ち前の責任感で、今年は闘病中の父とコロナ禍で移動を断念した祖父に代わり、指揮を任されたが……長雨の影響で花が咲かなかった北海道で初めての大きな試練にどう立ち向かったのか──。

■親子3代が現役! 転地養蜂一家

鹿児島ではれんげ草を、長崎ではハゼやミカン、秋田でアカシアの採蜜をすませたら、タンポポにアザミ、ソバの花を求めて北海道北部へ──。春から夏にかけて、ミツバチとともに約3600キロを旅するのは、西垂水養蜂園3代目の西垂水栄太さん(28)だ。

養蜂業は大きく2つに分けられる。決まった場所に蜜箱を置く『定置養蜂』と、花の開花に合わせて南から北へ移動する『転地養蜂』だ。花にも旬があり、地域ごとに蜜源となる植物も異なる。また、繊細な女王バチが夏に卵を産むのは冷涼な気候の地のみ。

うまいハチミツを採(と)

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