くらし情報『「息子が、人を殺した」地獄を見た《加害者家族》の苦悩、自ら命を絶つ親も』

2020年9月28日 17:00

「息子が、人を殺した」地獄を見た《加害者家族》の苦悩、自ら命を絶つ親も

親から虐待されている可能性が高い」などと分析している。

「息子は猫どころか、虫も殺せない子でした。庇うわけではなく、それは事実です」

麻衣によると、息子は幼いころからおとなしく引っ込み思案で、他人に暴力を振るうようなことは一切なかったという。高校生活は順調にはいかず、悩んでいたことは知っていた。でも、週末には家族で旅行に出かけ、話し合う時間は十分に作っていた。それでも、家族にさえ打ち明けられないほど息子の抱えていた闇は深かったのだ。

「殺人犯の親は、“モンスター”でなければ世間は納得しないのでしょう。私も、自分の身に起きるまではそう思ってましたから……」

人を狂気に走らせるものは何か、丁寧な検証が行われ、世の中に伝えられる事件はほとんどない。むしろ、推測の域を超えない、犯罪者やその家族があたかも特殊な人々であったというような情報ばかりが拡散されていく。こうして「あの人たちは特殊な人だから私たちは大丈夫」といった安全神話が作られている。

しかし、筆者は凶悪事件も含め、200件以上の殺人事件の家族を支援してきたがその実態は、どこにでもいるごく平凡な家族である。事件に至った原因は、簡単に結論付けられるようなものではなく、一歩間違えば、どの家族にも起こりうる。

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