
藤井聡太撮影/日本雑誌協会代表
「タイトル保持者になりましたが、盤上でも、それ以外の面でも一層精進して成長したいです」
史上最年少の17歳11か月で初タイトルを奪取した藤井聡太棋聖が『第91期棋聖戦就位式』に出席。7月の大一番から2か月、いまの心境を語った。この日は、小学3年生のときの将棋大会で披露して以来となる、紋つき羽織姿で登場。
「和服自体は、タイトル戦に出るまで着る機会はなかったんですが、今回就位式のために仕立てていただいて、特別な感慨はありました」
式では賞杯や賞金目録のほか、師匠の杉本昌隆八段(51)から花束を贈呈され照れ笑いするひと幕も。
8月には王位も獲得し、史上最年少二冠となるなど、その勢いは増すばかり。そんな彼の“お初”づくしエピソードを一気にプレーバック!
■詰将棋にパソコン……
次なる“お初”とは!?
14歳2か月での史上最年少のプロ棋士に始まり、公式戦最多連勝記録(29連勝)、タイトル獲得など、規格外の活躍を続ける藤井二冠。将棋ライターの松本博文さんは、2017年に取材した際にそのすごさの一端を垣間見たという。
「将棋の実力というのは、詰将棋を解く速さと比例するところがあるんです。
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