2020年10月24日 11:00
なぜか「目つぶり5秒」で耳鳴りやめまい、自殺願望が消えていく
気温華氏10度の部屋で寝ていたら、体温も摂氏10度になった……なんてことになったら大変だ。身体の恒常性を整える働きをするのが自律神経なのだ。
「自律神経は2つあり、これを車にたとえるとアクセルとブレーキ。呼吸や心拍数を早めるなどアクセルの働きが交感神経、逆にそれらを緩めるブレーキの働きが副交感神経です。これらは連携し、バランスをとりあっています。車の運転ではアクセルを強く踏んだり、急ブレーキを何度もかけると、快適なドライブができず、タイヤやエンジンも傷む。身体も同様で、アクセルとブレーキを過度に使うと不調が起こります」
車は自分で操作できるが、自律神経は困ったことに自分の意思でコントロールできない。車のエンジンを止めるように、心臓をちょっと止めておこう、なんてできる人間はいないはずだ。
「自分の意思でコントロールできないからこそ、乱れに気づかず、不調につながってしまうのです。例えばパソコン。仕事をしているときは交感神経が活発に働きますが、パソコンなど近くを見ると副交感神経が活発化し、バランスを崩しやすいのです」
自律神経の乱れによる不調は以下のとおりで、肉体と精神の両方に現れる。
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