くらし情報『ひきこもり当事者“コロナ禍”の明暗、リアルな居場所が消え「がちこもり」になる不安も』

2020年11月14日 16:00

ひきこもり当事者“コロナ禍”の明暗、リアルな居場所が消え「がちこもり」になる不安も

それは気がラクですね」

言い換えれば、今まではそれだけ「お仕事は?」に対して圧力を感じていたということだ。それがコロナ禍で、相手が勝手に忖度してくれるようになったのだ。世間というのはいいかげんなものである。

ただ、二条さんには困ったことがあった。「妻と会えなくなったこと」だ。彼は結婚しているものの同居せず、妻は実家暮らし。月に2回ほどデートをしていたが、緊急事態宣言下では会えなくなった。

「電話だけのデートは寂しかったですね。ただ、緊急事態宣言期間に私を心配する妻から手作りのマスクが送られてきたんです。血はつながっていないけど家族なんだとしみじみうれしかった」

現在はデートが復活しているが、スーパーでもカフェでもマスクをしてビニールシート越しに懸命に働く人を見ると二条さんの心が痛む。

「がんばってるなぁと感心しながら、焦りが湧き起こってきます」

労働だけが存在価値ではないが、働きたいのに働けない彼の焦燥感も想像に難くない。

■新たな“圧力”を心配する声

小学校、中学校ともに不登校から断続的にひきこもるようになった新舛秀浩さん(39)。必死に勉強して大学へは行ったものの、中退後、一時は自信を喪失していた。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
instagram
instagram
twitter
twitter
YouTube
YouTube
上へ戻る

Copyright © 1997-2021 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.