くらし情報『<AID>精子提供で生まれた60代女性、31歳まで明かされず「嘘の中で、大きな不信感」』

2020年11月25日 05:00

<AID>精子提供で生まれた60代女性、31歳まで明かされず「嘘の中で、大きな不信感」

(*1 すべて『AIDで生まれるということ』より)

■それでも「事実を知れてよかった」

ただしこのとき、父親と血がつながっていないことだけは「腑に落ちた」といいます。彼女は父親とまったく似ておらず、ずっと関係がよくなかったのですが、AIDの事実を知って「子どもの頃からのいろんなことについて、パズルがはまるみたいな感じ」があったそう。以来、「この人は、血がつながっていないけれど、私を育ててくれた」と感じられるようになったということです。

「やっぱり嘘の中にいたら、関係は作れないと思います。だからもし私がAIDのことを知らないままだったら、父とは断絶してしまっていたかもしれない。事実がわかって納得感があったので、最期まで介護できたんだと思います。だから聞いてよかったと思います、本当のことを」

木野さんにとって最もつらかったのは、提供者が親せきの男性で、その妻には精子提供の事実が隠されていたことでした。妻は提供に反対だったというので、もし事実を知ったら、どれだけ傷つくことか。そう考えると、自分が生まれてきたこと、生きていること自体が申し訳ない、と感じられてしまったのです。

その後、20数年経ってライフストーリーワーク(*2)

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