2020年12月17日 19:00
『愛という名のもとに』チョロ役・中野英雄が初めて語る、唐沢寿明との“苦い思い出”

中野英雄。『愛という名のもとに』などに出演していた20代のころより、表情がぐっと柔らかくなったような……
「撮影していたころを思い出すだけで、今でもテンションがバーッと上がってきますね」
中野英雄(56)の代表作といっても過言ではなく、当時、夢中になった人も多いであろう野島伸司脚本のドラマ『愛という名のもとに』(平均視聴率約25%、最終回32.6%)。1992年に放送されたこの作品で、中野は“チョロ”という愛称で親しまれる、証券会社勤務の青年を演じた。
■朝から夜まで“吊るされ三昧”
主演の鈴木保奈美が、前年の月9ドラマ『東京ラブストーリー』で大ブレイク。次のフジテレビ系列放送の主演作となったこの作品は、大学のボート部でともに青春時代を過ごした7人が、社会に出てからそれぞれの事情でもがき苦しむ様を描いた衝撃作だ。
「当時はトレンディードラマがすごく流行(はや)っていた時代。唐沢(寿明)君が、映画だけでなくドラマにも出演するようになって、江口(洋介)君も、徐々にブレイクしてきたタイミングでした。とにかく、周囲からいろいろな期待がかかっていた一作だったんです」
この撮影をしていたころの中野は26歳。
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