くらし情報『母に「幸せ家族」を強要され、窃盗症となったひきこもり男性の再スタート』

2020年12月6日 21:00

母に「幸せ家族」を強要され、窃盗症となったひきこもり男性の再スタート

現在、全国に100万人いると推測されるひきこもり。近年、中高年層が増加しており、内閣府は昨年初めて、40歳以上が対象の調査結果を公表した。一般的には負のイメージがあるひきこもり。その素顔が知りたくて、当事者とゆっくり話してみたら……。(ノンフィクションライター・亀山早苗)

母に「幸せ家族」を強要され、窃盗症となったひきこもり男性の再スタート
※写真はイメージですリュウさん(53)のケース
リュウさん(53)に出会ったのは、あるひきこもり当事者会でのことだ。細マッチョの体躯(たいく)、端正な顔立ちなのだが、いつも控えめに座っている。そして自分が話す順番がくると、非常に注意深く言葉を選択していくのが見てとれた。彼の言葉は、彼の身体の中から出てくるものだった。頭で得た知識ではなく、この人は何か得がたい経験をしているのではないか。何度か顔を合わせているうちについ話しかけた私に、リュウさんはこれまでの人生を語ってくれた。

■ママの言うことを聞かなければ

彼は研究者の父と専業主婦の母との間に生まれた長男だ。姉と弟がいる。20代半ばから3年間ほど、がちこもりだった。初めて働いたのは40歳を過ぎてからだ。ここ1年以上、またもほぼ「がちこもり」状態だというが、少しだけ以前と考え方が変わってきている。

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