2020年12月5日 07:00
児童手当を削る“親いじめ”!危ない政策の中身と「子育て罰」を受けるママたちの叫び

※写真はイメージです
コロナ禍で先行きが不安な中、高い教育費を見すえ、せっせと働きながらお金を貯め、懸命に子育てをする──。そんな親たちの心に、暗い影を落とすニュースが飛び込んできた。政府が、子育て世帯に支給している児童手当の一部をカットすることを検討しているというのだ。
■「高所得者だけ」と放置すると痛い目に
その目的は保育施設を増やして待機児童を減らすこと。財源をひねり出すため、狙われたのが高所得世帯だ。
「一定所得以上の世帯が受け取っている特例給付(月5000円)をなくす」「給付対象かどうか判断するため、従来は稼ぎ頭の所得のみをチェックしていたが、今後は夫婦合算の所得を見るように」といった案が検討されている。
カットが検討されている夫婦の年収の目安は1500万円以上とも、960万円とも言われている。実現すれば、子どもが2人いる家庭なら年12万円のマイナスに……。これに対して子育て世代から怒りの声が上がり、ネットでは縮小反対の署名運動がスタート。11月24日時点で3万人を超える賛同が集まった。
ただ、その一方で、「少子化対策に使うんでしょ。稼いでる夫婦なら、月5000円の給付がなくなるくらいガマンすれば?」
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