2020年12月2日 07:00
《東京・調布市》住宅街の路地で5mの陥没!住民を襲ったズンズンズン音の正体
「あの日は日曜日でした。午前9時前、数時間後に穴が開く道を歩いて通り、同11時半ごろ同じ道を戻るかたちで歩いています。もしも通るのが少し遅れていたら……と考えるとゾッとしますね」
と近所の男性住民は振り返る。
10月18日午後0時15分ごろのこと。東京都調布市東つつじケ丘の市道に突然大きな穴が開いた。京王線つつじケ丘駅から数百メートルの閑静な住宅街の路地。長さ約5メートル×幅約3メートルの大きさで道路が陥没し、穴の深さは約5メートルに達した。

陥没直後とみられる道路の様子。道幅の大部分が崩れ落ちている(10月18日12時半ごろ、調布市東つつじケ丘で=近隣住民が撮影)
写真でわかるように道幅の大部分は崩れ落ちており、ケガ人などが出なかったのが救い。冒頭の男性住民の「もしも……」は十分起こり得るシチュエーションだった。
■子どもを外で遊ばせられない
この穴の真下、地下約47メートルでは東京外かく環状道路(外環道)のトンネル工事が行われていた。しかもこのポイントは9月中旬、直径16メートルという超大型のシールドマシン(掘削マシン)『ミドリング』が通過しており、貫通したばかりというタイミングで道路が陥没した。
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