2020年12月14日 11:00
松本明子(54)、バラドルがコロナ禍で「ようやく叶えた」人生初のアイドルコンサート

松本明子撮影/伊藤和幸
デビューは“不作の’83年”と言われる年。’80年代アイドルとして松本が振り返る波瀾万丈のこれまで──。
■“花の’82年”の勢いに圧倒された、不運なデビュー
「今の10~20代にしてみた笑い声のうるさいおばちゃんという印象でしょうね(笑)」
こう話しつつ、“ハッハッハッ!”と高笑いをする松本明子。松本といえば、’92年に『進め!電波少年』で松村邦洋とコンビを組み、NGなしで何でもやってのけてしまうバラドルとしてのイメージが強いが……。
「私、正統派のアイドルとしてデビューしたんですよ。本当はミニスカートやフレアスカートを着て、聖子ちゃんみたいに歌いたいという夢を胸に上京したんです。あのときは瀬戸大橋なんてないから、四国から船ではるばると!」
松本がデビューしたのは’83年。実はこの年、“不作の’83年”という不名誉なキャッチがつけられている。
「前年にデビューされた先輩たちがすごくて。シブがき隊、中森明菜さん、小泉今日子さん……。まさに“花の’82年”でした。
それで翌年デビューの私たちが埋もれちゃって。だって先輩たちが2年目に入って、さらにパワーアップするんですから。
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