2020年12月28日 05:00
西島秀俊や長澤まさみは“キャラ変”成功か、意外と奥深い芸能人の「イメージ戦略」

西島秀俊
デビュー当初とは印象がずいぶん変わり、今に至る芸能人は多いもの。それが“脱皮”“開眼”になるか、“なんだか違う”と思われるかの分かれ目って、一体……。
そんな芸能人たちの「キャラ変」事情を、テレビウォッチャーでありライターの寺西ジャジューカさんに解説してもらった。
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■「キャラ変」に成功した西島秀俊や山田孝之
芸歴の長い実力派俳優には「キャラ変」の成功例が多い。『きのう何食べた?』でのゲイ夫婦の好演も記憶に新しい西島秀俊。フジテレビ系の月9ドラマ『あすなろ白書』での線の細いイメージから、現在はどちらかというとマッチョで個性的な役柄を多く経験する実力派に。
「西島は、北野武作品の『Dolls』に出演していますが、もともと『オールナイトニッポン』の初回から録音して楽しむくらいビートたけしに心酔しているんです。
たけしさんは“振り子理論”と称して『アウトレイジ』みたいな極端な暴力映画を撮ったと思ったら、純愛小説を書いたりして表現の振り幅を大きくしています。彼もその影響を受けて、尖(とが)った役をできるだけ選んでいるのではないでしょうか」(寺西・以下同)
山田孝之もそんな“キャラ変”成功俳優のひとり。
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