でも私は別に芸能界に憧れなどなかった。あんな大バッシングは初めての経験でした。平穏な暮らしを壊されたわけですから、“売名”どころか、私は狩野英孝には恨みしかないですね(笑)」
当時、まだ25歳。たった一人では押し寄せるマスコミに若い加藤は対処できず、やむをえず事務所に所属した。いわば表舞台に無理やり引っ張り出されたわけだ。そんな彼女を待ち受けていたのは“芸能界”の洗礼。前の事務所社長は加藤に“お前のこれまでの人生は生ゴミに出した。だからこれからは俺が書いた台本通りの加藤紗里を演じていけ”と告げたという。炎上女王・加藤紗里の誕生だ。
「今は独立して自分の事務所を起ち上げたんですけど、今もその“加藤紗里”が染み付いている感じがあります。普段の加藤紗里と、タレントの加藤紗里は別物と考えてはいますが、やはり混乱してしまい、パニック障害も発症。今も精神安定剤を飲んでいます」
■シンママが欲しいのは目の前の10万円じゃない
では元夫に「3か月で1億円使わせた」などの“お金好き”発言も炎上商法的な演出なのか。聞いてみると「お金持ちが好きなのは本当です」と素直に明かした。
「でも、お金を稼ぐ能力も男性の魅力の一つだと思うんです。
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