2021年2月12日 06:00
医師が推奨「甘酒おでん」の健康効果(免疫力UP、便秘&冷え解消、体重減、美肌)
寒い季節の定番料理“おでん”。「飲む点滴」と言われる“甘酒”と組み合わせることで、“健康おでん”に大変身!

撮影/廣瀬靖士
おでんに甘酒をかける。そんな意外な取り合わせが、健康とおいしさを両立するおでんとして最近、注目されている。
「発酵食品の甘酒は身体にやさしく、すぐに栄養を補給できる点滴のようなもの。さまざまな食材が入ったおでんに調味料のように加えるだけで、手軽に甘酒を食事に取り入れることができます」
そう話すのは、産婦人科医の島袋先生。甘酒には、酒かすを使ったものもあるが、先生がすすめるのは、米麹を使った甘酒だ。
「“麹甘酒”には、ビタミン類や必須アミノ酸などの多様な栄養素が含まれているからです」
特にオリゴ糖や食物繊維が豊富で、これらは腸内で善玉菌のエサになったり、善玉菌の数を増やしたりする。便秘解消はもちろんのこと、体内の免疫細胞のほとんどが腸に集まっているため、腸内環境が整えば免疫力を上げることにつながる。
ほかにも、エネルギーを作り出してタンパク質や脂質の代謝をサポートするビタミンB群も含まれていて、疲労回復、肌荒れ解消、ダイエット効果が期待できる。“麹甘酒”は、女性にうれしい天然の栄養ドリンクなのだ。
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