2021年2月16日 11:00
ヒロシ、再ブレイクの鍵は「極度の人見知り」と「一発屋ならではの“こじらせ”」

ヒロシ
ヒロシ(49)が再ブレイク中だ。
2004年から翌年にかけて、ホストキャラの自虐ネタで一世風靡。しかし、今回は「笑い」ではなく、別のものがウケている。ソロキャンプの達人として、ユーチューブを中心に展開、チャンネル登録者は百万人以上だ。
■何が起こるかわからない、
再ブレイクまでの軌跡
実はこの人、極度の人見知りだったため、世に出たあとにやってきたバラエティーでの「ひな壇」ブームに置いていかれ、一発屋となった。が、その後もひっそりと生き残り、また浮上してきたわけだ。ネタの独自性に加え、その存在そのものが面白かったからだろう。
そもそも、一発屋の魅力とは、そのこじらせ方にある。ちやほやされる天国から一気に地獄へ突き落とされ、そこから始まるさまざまな迷走。2発目を狙ってもがいたり、事業に手を出して借金を背負ったり、いきなり選挙に出て落選したり、なかには代表作を封印して、数少ないファンに逃げられたりする人もいる。
浮き沈みは人生につきものとはいえ、それが極端なのだ。それゆえ「あの人は今」的なテレビ番組や雑誌の特集が根強い人気を保っている。
ところが、最近は開き直る人が増えてきた。
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