くらし情報『貧困ビジネスの温床『無料低額宿泊所』、元入所者が語る「まるで雑居房」の劣悪環境』

2021年2月21日 20:00

貧困ビジネスの温床『無料低額宿泊所』、元入所者が語る「まるで雑居房」の劣悪環境

生活困窮者を食い物にする悪質な「無料低額宿泊所」の実態とは──。フリーライターの林美保子さんがリポートする。《シリーズ第1回》

貧困ビジネスの温床『無料低額宿泊所』、元入所者が語る「まるで雑居房」の劣悪環境
無料低額宿泊所。見た目はいたって普通のアパート第1回
福祉施設とは名ばかり。まるで雑居房、夕食はレトルトカレー
厚生労働省が2018年に発表した調査によると、無料低額宿泊所(略称・無低)は全国に570施設あり、入所者数は1万7067人にも上る。にもかかわらず、無料低額宿泊所と聞いて、どんな施設なのかを知っている人はどれほどいるのだろうか。なかには、東京・山谷や、横浜・寿町など日雇い労働者の街にある簡易宿泊所(通称・ドヤ)と混同している人もいるようだ。

無料低額宿泊所は貧困ビジネスの温床になっているとして、支援団体や識者、メディアなどがたびたび問題視してきているのだが、一般にはあまり知られていないため、改めて書き記したい。

■相部屋や、ベニヤ板で仕切った
3畳以下の個室

無料低額宿泊所とは社会福祉法に基づき、本来は生計困難者のために住む場所を提供する福祉施設という位置づけになっている。もちろん、使命感を持って取り組んでいる良心的な事業者もいるのだが、自治体への届出のみで開設できるという手軽さから、福祉どころか、「いまの日本にこんな劣悪な場所があるのか」

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