くらし情報『震災で妻を失って10年、夢中で恋していたあのころ、そして夢に出てきた妻へのキス』

2021年3月6日 13:00

震災で妻を失って10年、夢中で恋していたあのころ、そして夢に出てきた妻へのキス

高校を卒業して就職する前の晩、急につまらない意地を張っているのがバカバカしくなり、美和子さんに電話をかけた。

「僕はあなたが好きだった。でも、これからは同級生として声をかけるから、イヤかもしれないけどよろしくね」

数年後、実家のスーパーを継いで働くようになっていたある日、仙台市の歯科医院で働く美和子さんから電話があった。

「美和子です。声が聞きたくて」

仙台にすっ飛んで行った。

「恋は盲目だね(笑)。どんな話をしたか覚えていないけれども、それから付き合うようになった。同級生からは“美女と野獣”と冷やかされました」

交際すると、思ったとおりの女性だった。元気で、きれいで、人あたりがよくて。

結婚後、2男2女に恵まれた。一般人が自宅の風呂でカラオケを歌うテレビ番組の企画に申し込んだときは怒って拒み、1か月間、口をきいてくれなかったことも。

■お父さん、ここで頑張っぺし

賑やかな家庭を築く反面、時代の流れとともにスーパーの経営はうまくいかなくなり、2006年に倒産。従業員を解雇したり、取引先にも迷惑をかけた。故郷を離れることも考えたが、

美和子さんは、

「いや、お父さん、ここで頑張っぺし。

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