くらし情報『津波に自宅を奪われた17歳少女が母親に、悪夢を見ながらも福島で暮らし続けた10年間』

2021年3月11日 17:00

津波に自宅を奪われた17歳少女が母親に、悪夢を見ながらも福島で暮らし続けた10年間

3月11日で東日本大震災から10年。震災直後から被災地に入り、取材を重ねてきたジャーナリストの渋井哲也氏が、現地からリポートする。第三弾は、高校一年生だった少女が母親となり、今でも地元・福島で暮らし続けている。内部被曝の検査、妊娠出産への不安、そして今でも見る津波の夢…。それでもここに住むと決めた彼女の10年を聞いた。

津波に自宅を奪われた17歳少女が母親に、悪夢を見ながらも福島で暮らし続けた10年間
公民館跡で震災当時のことを話す駒場由里絵さん(’21年)

「ここに公民館があったんですよね。10年前は、防風林がボウリングのピンのように倒れていたのを思い出します。もう10年になるんですね。早いですよね」

■自宅が津波に流されるのを目撃

福島県相馬市磯部にある「東日本大震災慰霊碑」前でそう話すのは、駒場由里絵さん(26)。10年前の東日本大震災のときは、高校1年生だった。「慰霊碑」には、中学の後輩の名前が刻まれている。後輩4人が流され、そのうち3人は同じ部活だった。

「後輩の1人は“先輩と同じ高校に行くことになりました”と報告してくれて、私も“待っているよ”と言っていたんです。あの日は、中学校の卒業式があったんですよね。その後輩は家に帰る途中で津波にのまれてしまったのです。

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