くらし情報『津波に自宅を奪われた17歳少女が母親に、悪夢を見ながらも福島で暮らし続けた10年間』

2021年3月11日 17:00

津波に自宅を奪われた17歳少女が母親に、悪夢を見ながらも福島で暮らし続けた10年間

連絡先はまだ(スマホの連絡帳の中にあり)消さずに残しています。10年も経っていればほかの人がその番号を使っているんでしょうけど、名前を消すことに抵抗があるんです」

駒場さんもあの日、自宅にいた。14時46分、巨大地震があり、玄関の扉にしがみついた。そして津波警報が発令され、最初は「2〜3メートル」と言われていた。そのとき、自宅には祖母といとこがいて、祖母は地震で崩れた荷物を整理していたが、駒場さんは津波が心配で、外から海のほうを見ていた。

「津波の音は聞こえませんでしたが、木が倒れていて、その先に波が見えました。部屋を片付けているおばあちゃんに“それどころじゃないよ!”と声をかけ、携帯電話だけ持って、いとこと一緒に裏山に逃げました。おばあちゃんは土地勘があったのか、“そこだと、まだダメ。もっと上に上がって”と言ったので、さらに上がりました。上がっていなければ、津波にのまれていたと思います」

高台に逃げたあと、駒場さんは自宅が津波にのまれ、流されていくのを目撃した。家族は無事だったが、大切にしていたぬいぐるみや制服、コスプレの衣装が流された。「津波が来たときに、一時的に避難していた裏山で私たちだけ孤立してしまいました。

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