くらし情報『津波に自宅を奪われた17歳少女が母親に、悪夢を見ながらも福島で暮らし続けた10年間』

2021年3月11日 17:00

津波に自宅を奪われた17歳少女が母親に、悪夢を見ながらも福島で暮らし続けた10年間

「仮設住宅ができるまで、気が気でなかったんです。仕切りもなく、プライベートもありませんでした」

避難所では洗濯もなかなかできず、徒歩30分以上もかかるコインランドリーまで行っていた。しかし原発事故で、洗濯物を外に出せなくなった。

その後、駒場さんが高校を卒業する際に取材で会ったとき、彼女は内部被曝の検査を受け「異常なし」の判定をもらったばかりだった。当時の彼女は不安を口にしつつも、こう語っていた。

「原発事故なんで仕方ないし、どうにでもなれって思いました。被ばくは防げないし、放射線は目に見えないし……。この数値は本当か?と疑うこともありました。南相馬の友達も、“最初だけ怖かったよね。今はどうでもいいや”って開き直っています。将来、子どもを生まないようにしようとは思わないですね。障害を持って産まれたとしても、自分の子どもには変わりがない」

■上司からのハラスメントに苦しんだ日々

高校卒業後、駒場さんは南相馬市内の企業に就職したが、3か月で退職。その後、別の会社に6年間勤めた。しかし、そこでハラスメントに遭ってしまい、精神的に追い詰められた。

「ある日、どうしても仕事に行く準備ができなくて……精神科で診断してもらって退職を選びました。

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