くらし情報『津波に自宅を奪われた17歳少女が母親に、悪夢を見ながらも福島で暮らし続けた10年間』

2021年3月11日 17:00

津波に自宅を奪われた17歳少女が母親に、悪夢を見ながらも福島で暮らし続けた10年間

夫は一時的に原発で働いていたので、出産については周囲に言われたことがあって、いろいろ思うことも多かったです。1人目を妊娠したときに甲状腺がんの検査をして、何かあったらどうしようと思いましたが、異常はありませんでした」

10年前の被災体験が、いまだにストレスになっている。やはり、自宅が津波で流されるのを目の前で見たことが影響しているのかもしれない。

「思い返しても、何も戻ってこないですから……。自分でも吹っ切れたと思っていたんですが、よく夢を見るんです。職場で地震が起きて、“津波が来るんだって”と話をしているんです」

最近も震災の日を思い出させる出来事があった。’21年2月13日23時7分、福島沖でマグニチュード7・3の地震が発生。最も揺れた地域であった相馬市は震度6強を観測し、相馬市や隣接する新地町の間で、常磐道が通行止めになり、市内では落石もあった。駒場さんはこの夜、眠れず、テレビで被害情報を見ていた。

「あの夜は、不安で眠れませんでした。地震後、すぐに『津波の心配はありません』と伝えられました。でも私、津波の予報を信用してないんです。震災の日も『津波は3メートル』という警報だったんですが、実際には10メートルくらい(筆者注:観測データでは9・3メートル以上)

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