くらし情報『津波で両親と姉を失って10年、自死も考えた17歳少女が見つけた「生きる望み」』

2021年3月10日 16:05

津波で両親と姉を失って10年、自死も考えた17歳少女が見つけた「生きる望み」

津波で両親と姉を失って10年、自死も考えた17歳少女が見つけた「生きる望み」
熊谷海音さん(写真/本人提供)
10年前の東日本大震災で『週刊女性』が出会った一人の女の子(当時の記事は『〈東日本大震災〉両親と姉はお星さまに…「うち、ひとりになっちゃった」7歳少女の涙』)。あのとき7歳だった女の子は、17歳の少女へと成長していた。震災で両親、姉、母方の祖母を亡くした彼女は、この10年、何を思い、どう過ごしてきたのかーー(取材・文/熊谷あづさ)

現在、17歳の熊谷海音さんの人生初の記憶は3~4歳のころのことだという。姿見の前に立ち、「どうして私は太っているんだろう」と思った瞬間を鮮明に覚えている。いつもスリムな体型の2歳年上の姉の花瑚さん(震災当時9歳)と自分を比較していた。海音さんにとっての花瑚さんはライバル的な存在で、ケンカは日常茶飯事。通学途中にケンカをし、置いてきぼりをくらったこともある。

ふたりの娘を見守る母親の安美さん(震災当時37歳)は手先が器用な人だった。布製のおもちゃや小物を作って販売し、娘たちとともにお菓子作りや料理をした。一緒に作ったズッキーニの炒め物は今でも海音さんの好物だ。父親の純さん(震災当時43歳)は子煩悩で、毎日、仕事から帰ると真っ先に娘たちにハグをした。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
instagram
instagram
twitter
twitter
YouTube
YouTube
上へ戻る

Copyright © 1997-2021 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.