くらし情報『津波で両親と姉を失って10年、自死も考えた17歳少女が見つけた「生きる望み」』

2021年3月10日 16:05

津波で両親と姉を失って10年、自死も考えた17歳少女が見つけた「生きる望み」

自分が生きている意味があるのかなって何度も思いました」

■自分の経験が、誰かのためになる

海音さんの人生が大きく変わったのは、中学2年の夏。震災で被災した子どもたちを支援するプロジェクト「Support Our Kids(サポート・アワー・キッズ/SOK)」に応募し、2週間、カナダでホームステイを経験した。周囲の人たちの助けを借りながら震災に関する英語のスピーチ原稿を書き上げて発表した。

「家族がいないつらさとか、それをきっかけにいじめられたこととか、震災の現実を話しました。そうしたら、日本人のちょっと年上の男の子が、『毎年、SOKの発表を聞いているけど、海音の話を聞いて、一番、現実を知った気がする』と言ってくれたんです。『海音が体験したことは重いことだし、話すことは簡単なことじゃないけど、でも、俺らにとってはすごく勉強になる』って」

その言葉をきっかけに、海音さんの意識に変化が芽生えた。
「自分の経験が誰かの勉強や知識につながるということに気がついたんです。そうだとしたら、私が経験したことは悪い側面ばかりではないかもしれないなと思うようになりました」

また、ホームステイ先のホストファミリーの母親・内藤洋子さんからかけられた言葉は海音さんの大きな救いとなった。

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