くらし情報『1.5畳の部屋に15年入居、生活保護費をピンハネする「貧困ビジネス」悪徳スカウトの手口』

2021年3月28日 18:00

1.5畳の部屋に15年入居、生活保護費をピンハネする「貧困ビジネス」悪徳スカウトの手口

と、新宿中央公園で声をかけられた。

最初は仕事の斡旋(あっせん)なのかと思った。よくよく聞いてみると、「生活保護を受けながら、施設で暮らせる」という。車に乗せられてたどり着いたのは、埼玉県さいたま市にある無料低額宿泊所Bだった。元建設現場にあるプレハブ宿舎2階建て2棟を薄いベニヤ板で3畳に仕切って、60人が住んでいた。

Cさん(75歳・男性)は22年間、戸田市で自営の内装業に携わってきた。人生が狂い始めたのは、仕事でつきあいのあった大工に頼まれ、連帯保証人になったことだった。大工の死をきっかけに、Cさんは300万円の返済を迫られることになる。しかも、債権者がヤミ金融だったため、いわゆるトイチ(10日で1割の利息)で、10日経つと30万円、それから10日経つとまた30万円と、借金が雪だるま式に増えていった。

取り立てが自宅に押しかけるために、昼は戸田公園に逃れ、夜になってそっと帰るような生活をしていた。そんなとき、戸田公園で声をかけられた。

「困っている人を助けたいんです」

それが、無料低額宿泊所Dからの誘いだった。聞けば、借金を帳消しにする手続きをしてくれて、施設で暮らせるのだという。

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