くらし情報『1.5畳の部屋に15年入居、生活保護費をピンハネする「貧困ビジネス」悪徳スカウトの手口』

2021年3月28日 18:00

1.5畳の部屋に15年入居、生活保護費をピンハネする「貧困ビジネス」悪徳スカウトの手口

追い詰められていたCさんは、いまの生活から逃げたい一心で、施設に行くことにした。Dが2億円を脱税したとして所得税法違反に問われたこともある悪質な事業者だということも知らずに……。Cさんは自己破産を申請、免責処分となり、生活保護を受けることになる。

■事業者がやっていることは福祉ではなく、搾取

「僕も路上経験があるからわかるのですが」と、生活困窮者支援団体であるNPO法人『ほっとプラス』(さいたま市)の高野昭博生活相談員は語る。高野さんは介護離職をきっかけに困窮するようになり、3か月の路上生活を経験している。

「朝4時から2人組でスカウトマンが来ますからね。“住むところがあるよ。食べるところがあるよ”と誘ってくるのです」

大手事業者Eのホームページには、「路上へのアウトリーチ」という言葉を使い、これらのスカウト活動を福祉的な支援であるかのようにすり替えている。
(※アウトリーチ……ひきこもりの訪問支援など、自ら援助にアクセスできない当事者に対し、支援につながるよう積極的に働きかける取り組みのこと)

しかし、彼らがやっていることは福祉ではなく、搾取だ。

高野さんに無料低額宿泊所を案内してもらう道すがら、川口オートレース場を通り過ぎようとしたときのことだった。

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