くらし情報『1.5畳の部屋に15年入居、生活保護費をピンハネする「貧困ビジネス」悪徳スカウトの手口』

2021年3月28日 18:00

1.5畳の部屋に15年入居、生活保護費をピンハネする「貧困ビジネス」悪徳スカウトの手口

「ここにも、スカウトマンがやってきます。ホームレスがよく来ますからね。車券を買うわけではないのですが、休憩エリアがあって、コーヒーも無料で飲めるんです」と、高野さんが教えてくれる。

こうして行き場のなさそうな人間は、無料低額宿泊所のスカウトマンの格好の餌食になるのだ。

なかには、路上と無料低額宿泊所を行ったり来たりする人もいる。劣悪な環境に耐え切れず施設を飛び出して路上生活を送っていても、冬になると寒さに耐えられなくなり、無料低額宿泊所に一時的に避難する。そして暖かくなるとまた路上に戻る。

路上に逃げ出すと、また別の施設のスカウトマンから声をかけられることもある。

「そのような経験をしていると人間不信になるんですね。僕らが夜回りに行って、健康状態を聞いたり、生活保護を受けてアパートに住む道筋などを話したりしても信用してくれない。“どうせ、あいつらと同じだろう”と言われてしまいます」

■施設を出ても、生きていく手立てがわからない

本来、無料低額宿泊所は、アパートなどの居宅生活に移行するまでの一時的な施設という位置づけなのだが、実際には何年も入所している人は少なくない。

先述のCさんはバブル崩壊の影響で経営破綻したゼネコンの元社員寮に住んでいた。

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