くらし情報『三島由紀夫に青島幸男、豪華すぎる著名人たちが時代を超えて愛した新宿の “アジト”』

2021年3月27日 17:00

三島由紀夫に青島幸男、豪華すぎる著名人たちが時代を超えて愛した新宿の “アジト”

女優・冨士眞奈美が古今東西の気になる存在について語る当企画。第3回は1951年より東京・新宿三丁目に構える名店『どん底』について。「青春のアジトだった」と回想する楽しい思い出の数々。

三島由紀夫に青島幸男、豪華すぎる著名人たちが時代を超えて愛した新宿の “アジト”
三島由紀夫
「最近は、俺ですら予約しないと入れないよ」

■著名人が通う店『どん底』

2020年の2月に亡くなったオーナーの矢野智さんが笑いながら教えてくれた姿が忘れられない。ロシア民謡酒場『どん底』が時代を超えて愛されている何よりの証拠。なんでも若い人の間でも昭和レトロな雰囲気が楽しいらしく、人気を呼んでいるそうね。名前こそ『どん底』だけど、その存在は見上げるくらい大きいのだと、改めて思う。

私が初めて『どん底』を訪れたのは18歳のとき。当時は、NHKの専属女優だったころで、俳優座養成所へも研究生として通っていた。お酒を飲んではいけない年齢だったけど、仲間とどこ吹く風で毎晩のように『どん底』へ通い、アルコール入り飲料を飲んでいた、はず。時効だから許してちょうだい。

店名である『どん底』の由来は、智さんが舞台芸術学院の1期生で、『どん底』の舞台が最後の舞台になるかもしれないから『どん底』にしたらどうだ、とアドバイスされたことによるという。

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