くらし情報『樋口一葉の“奇跡の14か月”を振り返って感じた「彼女は5000円札にいるべきじゃない」』

2021年4月22日 21:30

樋口一葉の“奇跡の14か月”を振り返って感じた「彼女は5000円札にいるべきじゃない」

樋口一葉の“奇跡の14か月”を振り返って感じた「彼女は5000円札にいるべきじゃない」
5000円札の絵柄にも使われている樋口一葉
「近代以降の女流作家の道は樋口が切り拓いた」と言ってもおかしくないほど、樋口一葉は偉大な作家だ。彼女はものすごく苦労した作家として知られる。しかし、その作品の多くは決して重くない。まさに“樋口節”といえるほどのリズミカルで軽快な文体からは「書くことの喜び」も感じられる。

今回はそんな樋口一葉について、24年の生涯を振り返りつつ、作品の楽しみ方を紹介したい。

■中流家庭の才女として文学にのめりこむ

樋口一葉は1872年、東京都に生まれる。本名は樋口奈津。父の則義は東京府庁勤務であり、不動産の売買などの副業もこなすバリバリのビジネスパーソンであったため、お金持ちの家で暮らすことになる。

彼女は小学生のころから読書好き。98巻106冊もの長編である滝沢馬琴の『南総里見八犬伝』を3日で読破したという逸話が残るほどの文学少女だった。お金持ちなうえに才女であった彼女は、当時から「自分は周りとは違う人生を歩みたい」と考えていたそうだ。

成績も優秀で進学を考えていたが、母から「女は針仕事と家事だけやっていればいいの!」と反対され、泣く泣く断念する。しかし父は強い味方だった。

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