くらし情報『「お嬢様と召使」妻を殺害した“優しい夫”、本人が語った遺体を必死に隠し続けた悲しい理由』

2021年5月31日 05:00

「お嬢様と召使」妻を殺害した“優しい夫”、本人が語った遺体を必死に隠し続けた悲しい理由

被告の言動を信じて疑わない家族の姿を見て、これ以上、罪から背を向けてはいけないと犯行のすべてを自白する覚悟を決めた。

「なんて馬鹿なことをしたのか」

情状証人として出廷した被告の兄は、怒りを込める場面もあったが、最後に

「どんなことがあってもお前の兄」

と力強い言葉で語った。

■殺人事件の半数は家族間で起きている

不特定多数の人々が犠牲になる通り魔事件や無差別殺傷事件に比べ、本件のような家族間殺人は社会的関心が低く、事件の背景が丁寧に掘り下げられることは少ない。

しかし、日本の殺人事件の半数は家族間で起きており、すべての犯人が異常者というわけではないのだ。なぜ被告が妻を殺めるに至ったのか、その背景を分析するうえで被告がどのような問題を抱えていたのかは明らかにしなければならない。

被告は妻から「あんたの給料が安いせいで、私が働かなくちゃならない」と甲斐性のなさを指摘され、期待に応えられない自分に後ろめたさを感じていた。さらに、病気で運転もできなくなったことで、「男が稼いで運転する」という、地方でまだ根強いステレオタイプの男性像から離れていく自分に、劣等感を抱くようになっていた。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
instagram
instagram
twitter
twitter
YouTube
YouTube
上へ戻る

Copyright © 1997-2022 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.