くらし情報『故・大杉漣さんが演じた『教誨師』、受刑者や死刑囚を“償い”に導く仕事の重みと葛藤』

2021年6月9日 05:00

故・大杉漣さんが演じた『教誨師』、受刑者や死刑囚を“償い”に導く仕事の重みと葛藤

受刑者らに対し、宗教的な観点から矯正や更生を行い、死刑囚の最期も看取るのが『教誨師(きょうかいし)』だ。

教誨師はキリスト教会の牧師や寺の住職、神社の神主らがボランティアで担い、全国の刑務所などで1800人以上が活動している。宗教家による教誨を『宗教教誨』といい、いくつか種類がある。

「刑務所の体育館などで収容者全体に向けて教えを説く『集合教誨』、命日など法要や各宗教行事を行う『忌日教誨』。そして罪を犯した人と一対一で面談する『個人教誨』です」(石塚教授、以下同)

’18年10月には『個人教誨』を舞台にした映画『教誨師』が公開された。故・大杉漣さんの最後の主演作品で、エグゼクティブ・プロデューサーも務めていた。

大杉さんが演じたのはキリスト教の牧師、佐伯保。教誨師として、6人の死刑囚と対話を重ねながら自らの人生とも向き合うという内容だ。

受刑者たちの言葉に耳を傾け、教えを説く。ときに苦悩し、葛藤を重ねながらも更生へと導く姿が描かれている。前出の石塚教授は「伴走者」と表現した。

「加害者は被害者や自分の家族にいくら謝罪の言葉を述べてもどうにもならないことを知っている。過去は変えられないし、亡くなった人は帰ってこない。

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