くらし情報『故・大杉漣さんが演じた『教誨師』、受刑者や死刑囚を“償い”に導く仕事の重みと葛藤』

2021年6月9日 05:00

故・大杉漣さんが演じた『教誨師』、受刑者や死刑囚を“償い”に導く仕事の重みと葛藤

「被害者に対して懺悔し、悔い改めている人もいますが改心は非常に難しい問題です」

そんなA住職が長年心がけてきた教誨スタイルは被収容者の言葉に真摯に耳を傾ける、傾聴の姿勢。

「自分たちの教理を教えたり、何か諭すのではないんです。彼らはわかってほしい、聞いてほしい、という思いがあります。聞くことがいちばん大切です。私はどんな罪で収監されているのかは、事前にはほとんど聞きませんし、裁判の記録も一切見ません」

先入観を持たず接し、仏教の教えを住職自身の実体験を交えて語ることで相手との親近感が増し、徐々に心を開いてくれるという。

「過ちには自らで気づき、悔い改めることが重要。回数を重ねると彼らの様子も変わってきます」住職によると、人間は必ず変わるという。

「変わることを信じていかなければならない。その変わる何かのきっかけになる、それに出会う場が教誨です」
刑務所で宗教に出会い、立ち直っていくこともある。

誰しもが罪を犯す可能性はある。お金があって、教育をしっかり受けていてもはずれていく人間もいる。

「これも縁です。親鸞(しんらん)聖人は“人はだれでも、しかるべき縁がはたらけば、どのような行いもするものである”とおっしゃっています。

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