くらし情報『引退した師匠と自殺した姉の志を受け継ぎ、男社会に挑む“ママ漁師”の挑戦』

2021年7月10日 11:00

引退した師匠と自殺した姉の志を受け継ぎ、男社会に挑む“ママ漁師”の挑戦

引退した師匠と自殺した姉の志を受け継ぎ、男社会に挑む“ママ漁師”の挑戦
漁師長久保晶さん
「私、漁師になりたい!」何度門前払いされても諦めない小柄な女性を弟子にとったのは老漁師だった。孫ほどの年の差がある女性はやがて独り立ち。先天性脳性麻痺だった姉の自死を引きずりながら、細腕で一家を支えるママ漁師になった。引退した師匠と亡き姉。海へ出ると聞こえてくる2人の声に耳を傾け、新たな挑戦へ―。

■素潜りでは身体ひとつで海の中へ

6月1日。葉山の漁師にとっては特別の日、素潜り漁の解禁日がやってきた。

葉山唯一の女性漁師・長久保晶さん(35)は、ウエットスーツに着替えると、水中眼鏡とフィンなどの道具を手にして颯爽と船に乗り込んだ。

「獲物はサザエやアワビ。特にアワビは単価が高いから気合が入ります。数ある漁の中でも、素潜りがいちばん好きですね。身体ひとつでできるし、何より海の中は楽しい!」

晶さんの操船する船は、真名瀬港から相模湾へと舳先を向ける。

朝8時ごろに出港して5、6時間潜ることもある。いきなり深く潜ると身体への負担が大きいため、2mほどの浅場から始めるのが素潜り漁の掟だ。

「徐々に身体を慣らしていき、8月くらいになると深く、長く潜れるようになるんです。

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