そのとき、相澤は「幼いころから里子に出されたり、複雑な家庭環境だったので(略)法子の親代わりをやらなければいけないと決心した」という。そんな「親心」も冷静さを失わせたのだろう。
■同じ日に起きた押尾学の事件
酒井は執行猶予つきの有罪判決を受け、事務所からは契約解除。いわば「勘当」の身となった。’13年には『さんまのまんま』(フジテレビ系)に出演するなど、芸能活動も再開させたが、本格的な活躍はできていない。
そこには、この事件で彼女のイメージが激変したうえ、同じ日に起きたもうひとつの事件も関係している。当時俳優だった押尾学が愛人とともに違法薬物を使用し、死亡した愛人を置き去りにした事件だ。
これだけの有名人ふたりが同時にクスリ絡みの事件を起こすというのも、何か怪談めいている。こうした一連の経緯によって、世間もメディアも今の彼女をどう扱っていいのか、何を求めていいのかがわからなくなっているわけだ。
例えば、彼女は一昨年『THEカラオケ★バトル』(テレビ東京系)に出演。代表曲『碧いうさぎ』を歌った。アイドル時代の代名詞でもあるのりピー語で「がんばるピー」などとコメントさせられていたが、もうそんなイメージでもないだろうにと気の毒になった。
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