くらし情報『【特集:戦争体験】東京大空襲を生き延びた少女「死体を見なかった理由」』

2021年8月15日 14:00

【特集:戦争体験】東京大空襲を生き延びた少女「死体を見なかった理由」

【特集:戦争体験】東京大空襲を生き延びた少女「死体を見なかった理由」
星野雅子さんは音楽教師を目指そうと思ったことも
終戦から76年──。戦争の怖さや苦しさ、悲しみなどを語り継ぐため、過去の週刊女性PRIMEや週刊女性の誌面から戦争体験者の記事を再掲載する。語り手の年齢やインタビュー写真などは取材当時のもの。取材年は文末に記した。(【特集:戦争体験】第2回)



1944年の冬から本格化し、甚大な被害をもたらした東京大空襲では約10万人が犠牲になったとされる。しかし、死体を見た記憶がないという。公園に避難するときも、公園から自宅に戻るときも……。

東京都墨田区の星野雅子さん(89)は、下町の合金型枠工場を営む職人家庭に生まれた。5人きょうだいの末っ子。

■“あらっ、上野駅”

母親は小2のときに病死し、以来、13歳年上の次姉が母親代わりを務めた。父親は雅子さんを可愛がり、よく落語を聞きに寄席に連れて行ってくれたが─。

15歳の年の3月に東京の下町を焼き尽くした大空襲で、そんな思い出は打ち砕かれてしまった。父と次姉、そして隣の家族の計6人で防空壕に避難した矢先のこと。

「警防団が来て“きょうの空襲は規模が違う。ここは危ないから逃げてください”と言うんです。

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