
斎藤工撮影/伊藤和幸
新潟の海岸に全裸漂着したイケメン(斎藤工)。記憶はなく、発した言葉は“勝者には何もやるな”。見つけた女子高生たちにヘミングウェイと命名され、撮られた動画はバズりまくり。そして彼が描いた風景は、連続幼女殺人事件の現場に酷似。ネットでは予知能力者だと大騒ぎに。すると新聞記者の新谷詠美(白石麻衣)だけでなく、公安までもが彼をマーク。ヘミングウェイは一体、何者なのか? そして、死の連鎖は止まるのか?
「今夏いちばんの、謎が謎を呼ぶドラマです」
とは、斎藤工。連ドラの主演は、意外なことに約4年ぶりだ。
■全裸でのクランク・イン
「僕は、ちょっと飛び道具的な出方をさせていただくというか、作品のエッセンスになるのが性分だと思っていまして。前クールで言えば『大豆田とわ子と三人の元夫』の船長のような。サブスクリプションだったり、そういう時代のうねりの中、テレビ朝日さんの代表的な金曜ナイトドラマ枠での主人公なんて“僕の器なのかな”という不安はありました」
自分はそんなタマじゃないと謙遜するが、プロット(筋書き)段階で“全裸漂着”というワードはあったという。クランク・インは、まさにそのシーン。
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