くらし情報『「電話が鳴っても取れない」コロナ禍で人手不足にあえぐ『いのちの電話』の実情』

2021年9月22日 05:00

「電話が鳴っても取れない」コロナ禍で人手不足にあえぐ『いのちの電話』の実情

を加えた。深刻な相談が集まる一方、対応できる数は限られている。

「去年の3月に緊急事態宣言が出され、稼働する相談員が半減しました」(事務局長の杉本明さん)

相談員のいるブースを限定し、部屋の一角には大型の空気清浄機を設置するなど感染対策を行っている。しかし、公共交通機関を利用する相談員には感染不安から通えなくなった人が少なくない。

「千葉いのちの電話」(以下、千葉)にも、「飲食店の売り上げが落ちて苦しい。死にたい」という女性から相談が寄せられている。失業や収入が減り困窮した人のほか、コロナ禍で外出が減ったためか、家族間のトラブルに悩む人たちが増えた。

事務局長の斎藤浩一さんはこう話す。

「相談者は女性が多く、なかでも50代が最多。気持ちや苦しさを受け止めることが相談支援の基本です。“誰かとつながっていたい”という人もいますし、“死にたい”と話す一方で気持ちが揺れている人もいます。死にたいと訴える人には、1時間でも2時間でも落ち着くまで話を聞くので、相談時間を一概に決めるのも難しい」
電話相談を受けるブースは感染対策で1席開け、1時間に1回の換気も怠らない。だが、それでも感染不安から稼働する人数は減った。

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