くらし情報『「電話が鳴っても取れない」コロナ禍で人手不足にあえぐ『いのちの電話』の実情』

2021年9月22日 05:00

「電話が鳴っても取れない」コロナ禍で人手不足にあえぐ『いのちの電話』の実情

「シフトをあけないことが大原則です。24時間体制は死守しようと思っていますが、それでも、相談員を確保できない時間帯ができてしまっています。電話を受けたいのですが、受けられない状態のときもあり、10日に1日は維持できない状況です」(北海道・事務局長の杉本さん)

コロナ禍だったこともあり、昨年は相談員を募集しなかった。人手の確保は積年の課題でもある。相談員になるための1年8か月の研修期間を短縮できないか検討中だ。

「千葉」でも、受信件数が落ちている。’19年は1万7000件ほどあったが、’20年は1万767件と減少した。夜間の電話を取れなくなったことが大きい。

「千葉の場合、相談員は1年半の研修を経てようやく独り立ちします。時間がかかるうえ、コロナの影響で研修に通えなくなり、中断したり、途中でやめたりする人も出てきている。できるだけ多くの電話を取りたくても、しばらくは現状維持で精いっぱいです。ただ、県や市も(いのちの電話とは別に)相談窓口を置き、手分けして対応してくれています」(千葉・事務局長の斎藤さん)

警察庁によると、’20年の自殺者数は2万1081人。前年比で912人増えた。

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