くらし情報『《池袋暴走事故》飯塚氏自宅に届いた脅迫状、過剰なバッシングが情状酌量の余地を与えたか』

2021年9月22日 18:00

《池袋暴走事故》飯塚氏自宅に届いた脅迫状、過剰なバッシングが情状酌量の余地を与えたか

と暴言を吐く場面もあった。法廷の中でさえこのような行為が行われたのだ。

弁護人の主張を待たずとも、裁判所は社会的制裁について無視できなかったであろう。こうした一連の行き過ぎた制裁は、結果的に飯塚氏本人に情状酌量の余地を与えたのである。厳正な処罰を望むならば、余計なことはしないほうがよい。

世間の関心は上級国民の収監であり、事件の幕引きを図るかもしれないが、多くの重大事件で真相が明らかになるのはむしろ判決確定後である。裁判では公にされなかった事実も多々あるはずだ。再発防止の教訓を導くため、関わり続けていくつもりである。

阿部恭子(あべ・きょうこ)
NPO法人World Open Heart理事長。日本で初めて犯罪加害者家族を対象とした支援組織を設立。全国の加害者家族からの相談に対応しながら講演や執筆活動を展開。著書『家族という呪い―加害者と暮らし続けるということ』(幻冬舎新書、2019)、『息子が人を殺しました―加害者家族の真実』(幻冬舎新書、2017)など。

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