くらし情報『不倫ドラマなのに「身体の関係なし」で終わる?『うきわ』が描く新たな背徳感』

2021年9月27日 08:00

不倫ドラマなのに「身体の関係なし」で終わる?『うきわ』が描く新たな背徳感

しかし、帰り道に少し手をつないだだけで終わり、関係にまったく進展はなかった。

■我慢するほど背徳感が増していく

第5話で麻衣子は勇気を出してベランダの壁を強引に乗り越え、一に気持ちを伝えようとするが未遂に終わる。第6話でも2人は隣り合わせの壁を叩き合って会話するピュアさを見せ、最終話目前の第7話でも早朝のスローランニングで会話するだけというプラトニックな関係を続行。

さらに拓也と聖がそれぞれ不倫相手と別れたことで、この関係すら清算させたほうがいいというムードが漂いはじめる。しかも麻衣子は「自分ばかり救ってもらっていた」ことに気づき、「自分も一を救うために夫婦の応援をする」ことを決意した。

このように不倫された者同士であり、何も悪いことをしていないのにもかかわらず、距離を取り続ける2人の姿が視聴者を引きつけている。肉体的な接触を我慢している分だけ精神的な思いは深くなっていき、むしろ他作以上に不倫の背徳感を感じている視聴者は多いのではないか。

特筆すべきは、2人の深層心理を描いた演出。たとえば「海でおぼれている麻衣子が投げ込まれたうきわに助けられる」などの描写が何度となく挿入されている。

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